にこぞう「もっと人と関われ」と言われ続けた少年時代、僕の救いはトイレの個室と、部活のトラックだけでした。大人になった今、僕は再び一人で走り始めています。
「突然ですが、今年の健康診断の結果はいかがでしたか?」
バイクは最高の趣味ですが、跨っている時間は意外と運動不足になりがちです。僕も例に漏れず、コレステロール値が基準をわずかに突破。そこで重い腰を上げ、ランニングを再開することにしました。
かつての僕にとって、走ることは「逃げ場所」であり「唯一の誇り」でした。そして今、大人の趣味として再会したランニングは、バイクライフを支える強力な「装備」であり、自分自身を癒やす大切な儀式になっています。
なぜ、群れるのが苦手な慎重派ライダーにこそランニングが必要なのか。僕の個人的な物語と共にお話しします。
ランニングを始めた、あまりに切実な理由



集団競技は死んでも嫌。そんな僕が行き着いたのは、ヘルメットの中と同じ「誰にも邪魔されない孤独」を味わえるスポーツでした。
僕がランニングを始めた理由はシンプルです。健康診断の結果に危機感を覚えたこと。そして、自分の性格上「一人で完結する運動」以外は考えられなかったからです。
孤独こそが、僕を癒やす時間


僕は昔から友達を作ることが苦手でした。子供の頃、親からは「もっとコミュニケーションを取れ」と怒られ、「だからお前はダメなんだ」とけなされる日々。父親に泣かされては、家の中で唯一の個室である「トイレ」に逃げ込み、その狭い空間に異常なほどの安心感を抱いていました。
社会人になった今、人と話すことは嫌いではありません。むしろ好きな方です。でも、自分を保つためには「一人でいる時間」が複数人でいる時間より圧倒的に多くないと、心のゆとりが消えてしまう。バイクという趣味にのめり込んだのも、ヘルメットという「動く個室」に救いを感じていたからかもしれません。
ランニングは「道具」のいらないツーリング


球技のように誰かとパスを回す必要も、チームの輪を乱さないか怯える必要もありません。ランニングは、ただ自分と、路面と、呼吸に向き合うだけ。その感覚は、峠を一人で淡々と走るツーリングの心地よさに、驚くほど似ています。
2. 陸上部だった僕が「アシックス」を指名買いする理由



かつてボロボロになるまで履き潰した「ライトレーサー」。あの勲章のような日々が、慎重な僕のギア選びの基準になっています。
大人の趣味としてランニングを再開した僕を驚かせたのは、アイテムの劇的な進化でした。しかし、ブランド選びに迷いはありませんでした。
日本人の「幅広な足」に寄り添う信頼


学生時代、僕はアシックスのライトレーサーというシューズを愛用していました。穴が開くほど走り込んだあのシューズは、孤独だった僕の唯一の相棒でした。かつてナイキやミズノを試したこともありますが、横幅の広い僕の足には、アシックスの設計が一番しっくりきたのです。
なので、今回選んだのもアシックス。「NOVABLAST 5」です。
今のシューズは、カーボンプレートが入っていなくても、技術の進歩だけで驚くほどの反発力を生んでくれます。まるでNinjaのサスペンションが路面のギャップをしなやかに吸収し、力強く路面を蹴り出すような感覚。薄底シューズの時代を知っている僕からすれば、この「足を前に進めてくれる補助感」は魔法のようです。
ノーカーボンで足への負担が少なく、初心者でも気持ちよく走れる僕のお墨付きの一足です。
テクノロジーでランがゲームに変わる


今のランニングは、ただ走るだけの「苦行」ではありません。GPSと連動したアプリを使えば、走行距離やペースが全て可視化されます。日々の成果がデータとして積み上がる楽しさは、まるでゲームのレベル上げ。
今はスマホで計測していますが、走ることに慣れてくると「スマホを持たずに身軽に走りたい」という欲が出てきます。そこで必要になるのがランニングウォッチですが、正直、今の市場はオーバースペックな高機能モデルが多すぎると感じています。
「多機能に数万円払うなら、その分をNinjaのガソリン代に回したい」
そんな僕が、スペックを徹底的に比較した結果、「次に買うのはこれ一択」と狙いを定めているエントリーモデルがあります。
👉 僕が「最低限の機能」で選んだ一本
多くのメーカーがありますが、初心者が求めるのは「正確な距離」と「心拍数」くらいなもの。あれこれ比較して迷うより、まずはこの必要十分なモデルで走り出すのが、慎重派の最適解だと信じています。
ライダーの「体力余力」は安全に直結する



ニーグリップの貯金はある。でも、トータルの「体力余力」が増えたことで、ツーリング終盤の景色が変わりました。
正直に言いましょう。ランニングを始めたからといって、クラッチ操作が劇的に軽くなるわけではありません。でも、明確に変わったことがあります。それは「疲労の底上げ」です。
長距離ツーリングの帰り道、以前なら「早く帰って寝たい」としか思えなかった場面でも、今は心に余力があります。足の強さには自信がありましたが、心肺機能が強化されたことで、脳に送られる酸素量が増えたのか、集中力が途切れにくくなった実感があります。
運動不足の下半身がランニングで鍛えられれば、ニーグリップの安定感は劇的に増すはずです。それは、バイクとの一体感を高め、万が一の際の「踏ん張り」にも繋がります。
まとめ:体力をつけ、安全で快適なツーリングへ



ランニングは、一生バイクに乗り続けるための「メンテナンス」です。自分自身というエンジンを磨き続けよう。
大人になり、学生時代にはなかった「資金力」を手に入れた今、最新のシューズやウェアに投資して楽しむことは、最高の贅沢です。新しいギアを早く使いたくて、また走り出してしまう。そんな好循環が生まれています。
「一人でいる時間」を大切にする僕たちにとって、ランニングは誰にも邪魔されずに自分を調律できる最高の滑走路です。
- 健康診断の結果を「ガソリン代」に変えるつもりで取り組む。
- 浮いた体力で、次のツーリングを安全に走り抜く。
バイクを愛し、長く楽しみ続けたいなら、まずは自分自身のメンテナンスから始めてみませんか? 走り終えた後の爽快感と、翌朝の体の軽さは、何物にも代えがたい「自分への報酬」になるはずです。
僕と一緒に、一人の時間を噛み締めながら、もっと遠くまで走れる体を作っていきましょう!









コメント