【危険!】ミラーシールドは本当に夜間走行NG?ヘルメットシールドの正しい選び方

にこぞう

そのシールド、本当に夜でも大丈夫?

ヘルメットシールドは、ただの「風よけ」ではありません。飛び石や虫から顔を守り、視界を確保してくれる、命を守るための大切な装備です。でも、「かっこいいから」という理由でミラーシールドを使っていませんか? 昼間は快適でも、夜間走行時には思わぬ危険が潜んでいるかもしれません。この記事では、あなたのバイクライフをより安全にするための、シールドの正しい選び方をお伝えします。

目次

ヘルメットシールドの役割は、あなたの命を守ること

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たかがシールド、されどシールド

ヘルメットのシールドは、ただの飾りや風よけではありません。僕たちが安全にバイクに乗るために欠かせない、3つの重要な役割を担っています。

【役割1】飛来物から顔を守る

ライダーは、想像以上に多くの飛来物にさらされています。虫や小石、砂などが意外な勢いで飛んできます。時速60km/hで走っているときに蚊が顔に当たっても、かなりの衝撃です。これが高速道路であれば、さらに危険度が増します。シールドは、そうした飛来物から顔面を保護してくれる、最初の砦なのです。

【役割2】防風・防雨対策

真冬に自転車で坂道を下ると、冷たい風で涙目になりますよね。バイクでは、さらに強烈な風が顔に当たります。シールドは、走行風から顔を守り、涙で視界がぼやけるのを防いでくれます。雨の日も同様で、顔が水浸しになるのを防ぎ、クリアな視界を確保してくれる、重要な役割を果たします。

【役割3】太陽光から守る

ツーリング中、太陽が眩しいと感じる場面は多々あります。シールドは、逆光や紫外線からライダーの目を守ってくれます。一見、スモークやミラーシールドだけが有効に思えますが、実はクリアシールドにもUVカット機能が備わっているため、どのシールドでも紫外線対策は可能です。ただし、逆光対策はスモークやミラーシールド、もしくはインナーサンシェード機能が必要です。

シールドは、僕たちの快適なライディングを支え、そして万が一の時に命を守ってくれる、絶対に軽視してはいけない装備なのです。

シールドの3つの種類と正しい使い分け

にこぞう

見た目だけじゃ選べない、シールドは奥が深い!

ここでは、代表的な3つのシールドについて、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

【1】クリアシールド

ヘルメットを購入した際に付属している、最も一般的なシールドです。

  • メリット:
    • 高い視認性:
      日中・夜間問わず、時間帯を選ばずに使えます。安全運転を第一に考えるなら、これ一択です。
    • 初心者向け
      視認性が安定しているため、「認識⇒回避」までの判断が遅れるリスクを減らしてくれます。
  • デメリット
    • 逆光に弱い
      太陽光を遮る機能がないため、逆光の場面では眩しく感じることがあります。

【2】スモークシールド

グレーがかった半透明のシールドで、ファッション性も兼ね備えた人気のあるタイプです。

  • メリット
    • 逆光対策に有効
      日中の眩しい光を和らげてくれます。メーカーによって濃さが選べるので、好みに合わせて選びやすいです。
  • デメリット
    • 夜間走行は非推奨
      半透明のため、夕方から夜間にかけては視認性が著しく低下します。安全を考慮するなら、日中専用と考えましょう。

【3】ミラーシールド

表面が鏡(ミラー)のように加工されたシールドで、ライダーの顔が見えなくなるのが特徴です。

  • メリット
    • 強力な太陽光対策
      太陽光や紫外線を最も強力にカットしてくれます。
    • プライバシー保護
      マジックミラーのような仕様で、外から顔が見えないため、顔出しNGのモトブロガーにも人気です。
  • デメリット
    • 視認性が最も悪い
      太陽光を遮る分、視界がかなり暗くなります。特に夜間走行では視認性が極端に悪くなるため、絶対に使うべきではありません

【検証】ミラーシールドの夜間走行は本当に危険なのか?

にこぞう

夜になると、ミラーシールドはただの『鏡』になる…

「昼間は使えるんだから、夜でもなんとかなるだろう」と考えている人もいるかもしれません。そこで、僕が手持ちのOGKのミラーシールドを使って、簡易的な検証をしてみました。

使用したミラーシールド

【明るい部屋での見え方】

ミラーシールド有り_明るい部屋

部屋の電気をつけた状態でシールド越しに見てみると、確かに少し薄暗くはなりますが、視界は十分に確保できています。日中の晴れた日であれば、問題なく使用できるでしょう。

【暗い部屋での見え方】

ミラーシールド有り_暗い部屋

次に、部屋の電気を消して、ミラーシールド越しに見てみました。

結果は、何も見えません。

PC画面(画像右上の光)のわずかな光が視界に入る程度で、まるで分厚い黒い板を目の前に置いているかのようです。街灯や車のヘッドライトがあるとはいえ、この状態で夜道を走ることが、いかに危険か想像に難くないでしょう。

夜間のミラーシールドは、外から見ればクールな「鏡」ですが、内側から見れば視界を奪う「障害物」になってしまいます。この検証から、ミラーシールドの夜間走行は、極限まで視認性が悪くなることを肝に銘じておきましょう。

雨天走行時の視界を確保する!シールドコーティングのススメ

にこぞう

雨の日でも、視界はクリアに!

「雨が降っても、走行風でシールドの雨粒は流れるのでは?」と思っていませんか? 意外かもしれませんが、コーティングをしていないシールドは、雨粒が完全に流れることはなく、水の線となって残り続けます。

その結果、視界が悪くなり、ただでさえ滑りやすい雨の日の路面と相まって、非常に危険な状況を生み出してしまいます。

【シールドコーティングが必須な理由】

雨天走行時の視界を確保するために、シールドへのコーティングは欠かせません。

  • 撥水効果
    雨粒がシールドに留まらず、水玉になって弾かれていくため、クリアな視界が保たれます。
  • 視認性の向上
    コーティングにより、雨粒が水の線となって視界を遮ることがなくなり、安全性が向上します。

「雨でもツーリングに行く人は限られている」かもしれませんが、多くのライダーが直面するのは「ツーリング中に突然の雨に出くわす」というパターンです。

視界が悪い x 路面が悪い = 雨天走行は危険

この方程式を頭に入れておきましょう。もしもの時に備え、携帯できるコンパクトなコーティング剤を常備しておくことを強くおすすめします。

結論:シールドは「命を守る装備」と心得よ

にこぞう

シールド選びは、未来の自分を守ること

今回は、ヘルメットシールドの役割や、クリア・スモーク・ミラーといった各シールドの特徴について見てきました。

シールドは、逆光対策や見た目のカッコよさといった目的で様々な種類がありますが、何よりも大切なのは、その「使う場面」を間違えないことです。

特にミラーシールドやスモークシールドは、夜間や視界の悪い状況で使用すると、かえって危険を招く可能性があります。

たかがシールド、されどシールド

これは、あなたの命を守るための大切な装備です。状況に応じてシールドを使い分ける知識と意識を持つことが、安全で楽しいバイクライフにつながります。この記事が、あなたがシールドと真剣に向き合うきっかけになれば幸いです。

まとめ:結局どのシールドがおすすめ?

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迷ったらこれを買っておけばOK

これまで解説してきた内容を踏まえ、「結局、どれを選べばいいの?」と迷っているあなたに、最終的な結論をお伝えします。

【一番のおすすめはクリアシールド!】

視認性を最優先するなら、クリアシールド一択です。

バイクの運転において、視認性は安全に直結する最も重要な要素です。特に、夕方以降や雨天時の視界が悪い状況では、クリアシールドの視認性の高さが大きなアドバンテージとなります。何よりも安全性を重視するなら、クリアシールドは絶対に外せない選択肢です。

【太陽光から目を守りたいなら!】

太陽光が眩しいと感じる場面が多いなら、スモークシールドミラーシールドの使用を検討しましょう。

夏場の強い紫外線や、冬場の低い太陽による逆光は、クリアシールドでは防げません。ツーリングでは予期せぬカーブでの逆光など、一瞬の眩しさが命取りになることもあります。ヘルメットにインナーバイザー機能がない場合は、これらのシールドを使い分けることで、太陽光から視界を守り、安全性を高めることができます。

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この記事を書いた人

千葉生まれ千葉育ちの私が、好きなことや気になることをゆるゆると綴る雑記ブログへようこそ! サウナでととのったり、ホロライブに癒されたり、愛車(バイクは大型持ち!)で気の向くままにツーリングに出かけたり…🍻 赤提灯での一杯や、美味しい肴もたまりませんよね。以前は運転が苦手だったんですが、YouTubeのバイク動画に触発されて大型免許まで取得しちゃいました。カスタムよりも、ふらっと旅に出るのが好き。こんな私の日常を気ままに発信していきますので、お気軽に覗いていってください!

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