
その膝プロテクター、本当に邪魔じゃない?
バイクを操る上で欠かせない「ニーグリップ」。でも、硬い膝プロテクターがタンクに当たってホールド感がイマイチ…そんな悩みを抱えているライダーは多いはずです。僕自身も、スポーツバイクに乗るたびにこのジレンマに陥っていました。この記事では、ニーグリップを邪魔せず、しかも高い安全性を兼ね備えた、僕の「お気に入り」を紹介します。
ニーグリップの悩み!ハードプロテクターが邪魔に感じるワケ



まるで異物が挟まっているみたい…
バイクを操る上で、ライダーと車体をつなぐ「ニーグリップ」は非常に重要です。特にスポーツバイク特有の前傾姿勢では、自然と膝がタンクに向かって突き出る形になるため、ニーグリップが安定したライディングに直結します。
しかし、この重要なニーグリップの動作が、硬いハードプロテクターによって妨げられてしまうのです。
ニーグリップ時の不快感の主な原因は、ハードプロテクターの素材と形状にあります。多くのハードプロテクターに採用されている硬いプラスチック素材は、バイクのタンクに「面」ではなく「点」で当たる傾向があります。


この「点で当たる」状態が、まるで小さな異物が挟まっているような、不安定で気持ち悪い感覚を生み出します。
逆に、前傾姿勢が比較的緩やかなネイキッドモデルやツアラーなどでは、膝が強くタンクに当たる体勢になりにくいため、ハードプロテクターの違和感は軽減される可能性があります。
このように、ハードプロテクターの素材、形状、そして乗車姿勢が複合的に作用することで、ニーグリップ時の不快感が生じてしまうのです。
なぜ膝プロテクターが必要なのか?治りの遅い膝の怪我



快適性を求めて、命を危険にさらしていないか?
「膝プロテクターなんてしなければ、あの邪魔な異物感から解放されるのに…」と感じる気持ちはよく分かります。しかし、万が一の事態を考えると、膝プロテクターの着用は強くおすすめします。
バイクで転倒した場合、体の中でも特に地面と接触しやすいのが膝です。そして、膝の怪我は想像以上に治りが遅く、日常生活に大きな支障をきたす可能性を秘めています。ちょっとした打撲でも数週間痛みが引かないこともありますし、靭帯や半月板を損傷してしまうと、完治までに数ヶ月、あるいはそれ以上の時間を要することも珍しくありません。


もちろん、プロテクターを装着していなくても、交通法規に触れるわけではありません。また、プロテクターを付けているからといって、100%膝の怪我を防げるわけではないのも事実です。
それでも、プロテクターを装着することには大きな意味があります。それは、事故に遭ってしまった際の怪我のレベルを一段階下げてくれる可能性があるということです。強い衝撃をプロテクターが吸収してくれることで、直接膝にダメージが加わるのを防ぎ、骨折や靭帯損傷といった重傷のリスクを軽減してくれます。
膝は、バイクに乗る上ではもちろん、日常生活を送る上でも非常に重要な関節です。たかがプロテクター一枚、されどプロテクター一枚。未来のバイクライフと、その後の日常生活を守るための大切な備えとなるのです。
悩みを解決!ソフトプロテクターがニーグリップの常識を変える



安全性も快適性も、もう諦めなくていい!
ニーグリップ時の不快感を解決してくれるのが、ソフトプロテクターです。その優れた性能は、硬いハードプロテクターの常識を覆してくれます。
【ソフトプロテクターのここがスゴい!】


1. 柔軟性が高く、身体にフィットする
ソフトプロテクターは、その名の通り非常に柔らかく、膝の動きに合わせて自然に変形します。これにより、バイクのタンクとの間に余計な隙間や圧迫感が生まれず、ライディング時の「一体感」が格段に向上します。
2. 衝撃吸収性能も高いCEレベル2
「柔らかいと安全性が心配…」と思うかもしれませんが、ご安心ください。多くのソフトプロテクターは、高い保護性能を示すCEレベル2の認証を取得しています。万が一の転倒時にも、プロテクターがしっかりと衝撃を吸収し、膝へのダメージを軽減してくれます。
3. タンクに「面」で密着し、不快感を軽減
ハードプロテクターがタンクに「点」で当たるのに対し、ソフトプロテクターは「面」で優しくフィットします。このため、ライディング中に感じるゴツゴツとした不快感がなくなり、より正確で安定したニーグリップが可能になります。特に長距離ツーリングでは、疲労軽減にも大きく貢献してくれるでしょう。
ソフトプロテクターは、ライダーが長年抱えてきた「安全性か、快適性か」というジレンマを解消してくれる、まさに画期的なアイテムなのです。
【レビュー】RSタイチのソフトプロテクター「ステルスCE(LV2)ニーガード」が神だった



ニーグリップの悩みを一瞬で解決してくれた!
ハードプロテクターによるニーグリップの違和感を解消するべく、僕がたどり着いたのがRSタイチのソフトプロテクターでした。
実は僕、もともとRSタイチのライディングパンツを持っていて、そこに内蔵されていたソフトプロテクターを、手持ちのステルスニーガード(ハードタイプ)の中身と入れ替えて使ってみました。
結果、これが大正解。まるで、ステルスCE(LV2)ニーガードを装着しているかのような快適さで、僕のライディングを一変させてくれました。
【この製品がニーグリップを変える理由】


このプロテクターは、その名の通り「ステルス(隠密)」という言葉がぴったりです。付けていることを意識させないほどの自然なフィット感で、僕のライディングを一変させてくれました。
1. ニーグリップを邪魔しない薄さと柔軟性
このニーガードは、薄型でありながらCEレベル2認証の高い衝撃吸収性能を持っています。膝の動きに合わせて柔軟に変形するため、ハードプロテクターのようにタンクにゴツゴツと当たる不快感が一切ありません。まるで吸い付くような一体感を生み出し、ニーグリップが格段にしやすくなります。
2. 快適性と安全性の両立
柔軟性が高いからといって、安全性を妥協しているわけではありません。CEレベル2という高い安全基準を満たしているため、万が一の転倒時にもしっかりと膝を保護してくれます。快適性と安全性を両立したいライダーにとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
3. スタイルを崩さないデザイン
外部プロテクターのように見た目がごつごつしないため、ライディングウェアのスタイルを損なうこともありません。プロテクターの装着に対する心理的なハードルを下げてくれるのも嬉しいポイントです。
まとめ:安全性と快適性を両立するプロテクター選び



もう、我慢しなくていい!
今回は、多くのライダーが抱える「ニーグリップ時の違和感」という悩みを解決する、ソフトプロテクターの魅力についてお伝えしました。
硬いハードプロテクターは、安全性が高い一方で、ニーグリップを妨げてしまうというデメリットがありました。しかし、RSタイチのソフトプロテクターであれば、CEレベル2という高い安全性を保ちながら、身体に吸い付くようなフィット感で、快適なライディングを楽しむことができます。
ニーグリップを快適にすることで、バイクとの一体感が増し、より安全で楽しいバイクライフを送ることができます。
「安全性」と「快適性」、どちらか一方を諦める必要はありません。ソフトプロテクターという選択肢が、あなたのバイクライフをより豊かに、そして安全なものにしてくれるはずです。
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