長距離ツーリング持ち物リスト【宿泊・初心者向け】失敗しないための厳選アイテムをバイク乗りが解説

にこぞう

宿泊込みの長距離ツーリング、何を持っていけばいいか不安じゃないですか?

日帰りツーリングとは違い、長距離ツーリングは荷物の種類も量も全く別物です。バイクの積載は限られているのに、宿泊となると「一体何を積めばいいんだ…?」と頭を抱えてしまいますよね。長距離走行で疲労が溜まることを考えると、ツーリングを快適にするアイテムも必須。さらに突然の雨や、まさかのトラブルに備えるとなると、「もう何から準備すればいいか分からない!」とパニックになる気持ち、痛いほどよく分かります。

そんなあなたの悩みを解決するために、僕自身の失敗や成功を重ねて見つけた「本当に必要な持ち物リスト」を厳選しました!

もちろん、バイクの積載量やあなたのツーリングスタイルに合わせて、リストの中から取捨選択してもらう形でOKです。そもそも何が必要なのかが分からなければ、選ぶことすらできませんよね。この記事が、あなたの長距離ツーリング準備の強力な手助けになれば嬉しいです。

僕が実際に持参しているアイテムを具体的にご紹介しているので、これから長距離ツーリングやバイク旅を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

宿泊ツーリングの荷物選びは「量」より「質」が命!

なぜ長距離ツーリングの荷物選びは難しいのか?

にこぞう

初めての宿泊ツーリング、僕も何を持って行けばいいか分からなくて、あれこれ詰め込みすぎちゃったんだよな…。結果、荷物の出し入れに手間取って、無駄な時間を過ごしちゃったんだ

長距離ツーリングにおける荷物選びは、あらゆるものに制限がかかる、これに尽きます。お金も時間も、そしてバイクの積載スペースも無限にあれば、こんな悩みは生まれません。

バイクは積載性という点で他の乗り物とは比較になりません。ちょっとした荷物なら問題ありませんが、長距離・宿泊となると話は別。積載量が限られる上に、荷物の量や積み方によっては、走行中の安定性に影響が出る可能性もあります。長距離を走る中で、もしもの際に重心のバランスが崩れることは避けたいものです。

さらに、宿泊を伴うツーリングでは、荷物の出し入れが頻繁に発生します。宿に着いて荷物を下ろし、翌朝また積み込む。この一連の作業は、想像以上に時間と体力を使います。ただでさえ長距離走行で体が疲労しているのに、こうした手間はなるべく省きたいもの。だからこそ、荷物は厳選する必要があります。

しかし、「これがないと不安」「あれも必要かも」とあれこれ考えてしまい、結局は不安から荷物を詰め込みすぎてしまう…。僕も何度もそんな経験を重ねてきました。

失敗しないための荷物選び「3つの黄金ルール」

長距離ツーリングの荷物選びと積載には、三つの重要なポイントがあります。それは「軽量・コンパクト性」「多機能性」「収納性と防水対策」です。

もし「これ、持っていきたいけど本当に必要かな?」と迷うアイテムがあれば、この3つの観点から「持参する価値があるか」を考えてみてください。きっとあなたの荷物選びの助けになるはずです。

ルール1:軽量・コンパクト性

バイクの積載スペースは限られています。だからこそ、いかに小さく、いかに軽くできるかが非常に重要になってきます。バイクは荷物を無制限に積んでいい乗り物ではありません。積載制限がある中で、効率良く荷物を収納するためには、例えば圧縮袋を使って衣類を圧縮するなどの工夫も必要になるでしょう。

ルール2:多機能性

一つのアイテムで複数の役割を果たす多機能性に優れたアイテムは、持参する荷物の数を減らせるので本当におすすめです。いわゆる「これ一つあれば何とかなる」系のアイテムですね。例えば、防水性のあるジャケットが防寒着にもなる、吸水性の高い速乾タオルなどが挙げられます。別々にアイテムを揃えるよりも、結果的に安上がりになるケースもあり、お財布にも優しい選択肢です。

ルール3:収納性と防水対策

効率的に収納する方法、つまり「パッキング術」も非常に大切です。優れた収納方法を身につければ、意外と小さなバッグでも多くの荷物を積み込むことができますし、旅先での荷物の出し入れもスムーズに行えます。
また、防水対策も忘れてはなりません。突然の雨でバッグが濡れても、中の荷物が水浸しになるのを防いでくれます。ビニール袋などを使って、ガジェット系、日用品、衣類といったカテゴリーごとに袋詰めしておくと、整理しやすく便利です。

これだけは外せない!安全・快適を守る必須アイテム

走行中の安全を確保!命を守るライディングギア

バイクでの長距離走行において、ライディングギアとプロテクターは「必須」だと強く断言します。長時間のライディングは、万が一のアクシデントのリスクも高まりますし、何よりあなたの身を守るものは自分自身が身につける装備しかありません。

ここで紹介するアイテムは、単に「快適さ」のためだけでなく、あなたの命を守るための「最低限の備え」として、必ず揃えてほしいものばかりです。適切に選べば、走行中の疲労軽減にも繋がり、結果として安全にも貢献してくれます。

  • ヘルメット
  • グローブ
  • ジャケット・パンツ
  • ライディングシューズ
  • プロテクター類

ヘルメット

長距離走行では、長時間着用しても疲れにくい快適性や通気性も重要。(フルフェイスやシステムヘルメットなど、長距離向けの種類も検討しましょう)

グローブ

手の保護はもちろん、防寒・防水性、そして正確な操作性を確保するものが必須。(夏用・冬用だけでなく、スマホ操作対応モデルもおすすめ)

ジャケット・パンツ

プロテクター内蔵型や、別途プロテクターを装着できるものが理想。防水・防風性も重要です。

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ライディングシューズ

足首やくるぶしを保護し、シフト操作のしやすい専用のものが安心。(防水性や歩きやすさも考慮すると良いでしょう)

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プロテクター類

胸部、脊椎、膝など、万が一の際に衝撃を吸収してくれるプロテクターは、積極的に着用をおすすめ。(ジャケット内蔵型だけでなく、別途単体で装着するタイプもあります。

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ツーリングを快適に!疲れ知らずのバイクライフを支えるアイテム

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これがあるかないかで、ツーリングの疲労度が全然違う!

ここで紹介するアイテムは、必須ではないけれど、長距離ツーリングを格段に「楽」にしてくれるものばかりです。これらのアイテムがあれば、走行中のストレスが減り、翌日の疲労も軽減され、もっとツーリングを楽しめるようになるでしょう。

  • インカム
  • ナビ/スマホホルダー
  • ニーグリップパッド
  • ETC
  • (夏限定)冷感シャツ スプレー

インカム

ソロツーリングでの音楽やナビ音声、仲間との会話を可能にし、退屈や孤独感を解消してくれます。(複数人でのツーリングでは、会話ができることで一体感も生まれます

ナビ/スマホホルダー

最新の地図アプリを快適に利用するための必需品。安定性や防水性、充電機能の有無で選びましょう。(振動によるスマホの故障を防ぐ、防振機能付きホルダーもおすすめ)

ニーグリップパッド

タンクに貼り付けることで、ニーグリップがしやすくなり、上半身の力を抜いて走行できます。腕や肩の疲労軽減に繋がり、長時間のライディングが格段に楽になります。(車種専用品や汎用品があるので、あなたのバイクに合ったものを選びましょう。)

ETC

高速道路を使うなら、絶対に入れておくべきべきです。高速道路のバイクの現金支払いは、面倒・ストレス・プレッシャーありと何も良いことがありません。

バイクグローブを外して、財布を出して、支払って、グローブをして、後続車が詰まると気まずくなる…慌ててしまって小銭をぶちまけたら最悪です。夏場は汗で湿ってグローブの着脱のスムーズにできない事もある。

しかも現金払いの方が高くなるケースが殆どなので、何もメリットがありません。ETCが搭載できるなら搭載しておきましょう。

(夏限定)冷感シャツ スプレー

熱中症対策。走行時でも冷感を得られます。休憩の合間にプッシュ。

宿泊の質を高める!バイク旅で役立つ宿泊・身だしなみグッズ

旅先の夜を快適に!宿泊の必需品

にこぞう

ツーリング中の疲れを癒すには、宿泊先での快適さが重要!これらがあれば、翌日も元気に走れましよ!

長距離ツーリングの醍醐味は、バイクでの走行だけではありません。普段と違う環境での宿泊も、旅の大きな楽しみの一つです。しかし、環境が変わることは、知らず知らずのうちに体へ負担をかけることもあります。せっかくの旅先で、余計なストレスを感じたり、疲れが残ったりするのは避けたいもの。

宿泊先で快適に過ごし、しっかり体を休めるためのアイテムが重要です。ここでは、僕が実際に持参している、旅先の夜をより充実させるための必需品を紹介します。

  • 着替え
  • モバイルバッテリー
  • 常備薬・救急セット
  • 歯ブラシ・洗面用具・フロス
  • 耳栓

着替え

宿でのリラックスタイムや、地元のグルメを満喫しに出かける際にも、簡単な外出着と寝巻きがあると便利です。汗をかいてもすぐに乾く速乾性の素材なら、荷物もかさばりません。

モバイルバッテリー

スマホやインカム、アクションカムなど、ツーリング中に使用したガジェットの充電は必須。大容量で複数のデバイスを充電できるものを選んでおくと安心感が違います。

常備薬・救急セット

万が一の体調不良や、ちょっとした怪我に備えましょう。頭痛薬、胃薬、絆創膏など、普段使い慣れたものを小さなポーチにまとめておくと便利です。

歯ブラシ・洗面用具・フロス

旅先でも口腔ケアは大切です。コンパクトな旅行用セットを選ぶと荷物になりません。フロスも携帯すると、より快適に過ごせます。

耳栓

ドミトリーなど複数人で宿泊する際、他の方の寝息や声を気にせずぐっすり眠るために役立ちます。意外と周囲の音が気になることもあるので、持参をおすすめします。

万が一の事態に備える!緊急・防犯・雨対策アイテム

にこぞう

どんなに準備しても、旅にはトラブルがつきもの。でも、ちゃんと備えておけば、トラブルを最小限に抑えて、安心して旅を続けらますよ!

旅の途中で、まさかの事態に遭遇すると、せっかくの楽しい気分も台無しになってしまいます。この章では、長距離ツーリングを安心して楽しむために、僕が実際に備えている緊急時・防犯・雨対策のアイテムを紹介します。これらがあれば、予期せぬトラブルにも冷静に対応できま。

  • パープルセーバー(停止表示灯)
  • 非常信号灯(発炎筒の代わり)
  • セキュリティワイヤーと南京錠
  • バイクカバー
  • レインウェア
  • ブーツカバー

事故・故障に備える!緊急時アイテム

高速道路や夜間の走行中、万が一の事故や故障で停止を余儀なくされた場合、後続車への合図が命を守ります。バイクでは積載が難しい三角表示板や発炎筒に代わる、コンパクトで安全なアイテムを準備しておきましょう。

パープルセーバー(停止表示灯)

道路交通法で定められた「停止表示灯」の基準を満たした、三角表示板の代わりになるアイテムです。三角表示板を設置するために道路へ降りる必要がなく、マグネットでタンクの上に簡単に設置できるため、非常に安全。積載に余裕のないバイク乗りにこそおすすめです。

非常信号灯(発炎筒の代わり)

発炎筒は燃焼時間が約5分と短い上、使い捨てです。しかし、LED発光式の非常信号灯なら、連続点灯時間が最大8時間と長く、繰り返し使えるので心強い味方です。日没が早い冬場や夜間の事故でも、後続車に確実な合図を送り、二次災害を防ぐことができます。

愛車と荷物を守る!防犯アイテム

盗難の魔の手は、人気のパーキングエリアや宿泊先でも潜んでいます。高価な装備でなくても、ちょっとした対策をするだけで、盗難のリスクを大きく下げることができます。

セキュリティワイヤーと南京錠

バイクのバッグ類には、南京錠をかけられるように穴がついているものが多くあります。バッグのジッパーに南京錠をかけ、さらにセキュリティワイヤーで車体にくくりつけることで、荷物を簡単に持ち去られるのを防げます。

「専門の道具を使えば切られるから意味がない」と考える人もいますが、人目がある中でわざわざワイヤーを切るリスクを犯す窃盗犯は多くありません。対策をしていないバイクに比べ、狙われにくくなるという点で、設置する価値は非常に高いです。

バイクカバー

宿泊を伴うバイク旅では、バイクカバーが最高の防犯アイテムになります。バイク全体を覆うことで、遠目から車種や荷物を見せないようにし、窃盗犯の下見を妨害します。カバーをかける手間はありますが、それは窃盗犯にとっても同じ。カバーをかけることで「盗難対策の意識が高いバイク」と認識され、狙われるリスクを下げられます。全体を覆う大きなものが理想ですが、ハーフサイズのコンパクトなカバーでも効果はあります。

4-3. 急な雨でも安心!雨対策アイテム

レインウェア

ウェアが濡れてしまうと、体温を奪われ、疲労も蓄積します。レインウェアは、アマゾンやワークマンなど、どこで購入しても構いませんが、上下セットの防水・防風性に優れたものを選ぶことが重要です。

ブーツカバー

服はコインランドリーで乾燥できますが、シューズはそうはいきません。濡れた靴でのライディングは不快極まりなく、翌日のモチベーションも下げてしまいます。ブーツカバーを持っていれば、雨の日でも安心して走り続けられ、宿に着いてからも快適に過ごせます。

さらに充実!あると便利な応用アイテム

にこぞう

必須ではないけれど、これがあるだけで旅の快適性が段違い!『買ってよかった』と心から思えるアイテムたち!

これまでの章では、長距離ツーリングを安全に楽しむための最低限の備えを紹介しました。この章では、旅をさらに快適で充実したものにしてくれる、応用的なアイテムを紹介します。これらは、旅の不満を解消し、疲労を軽減してくれる、まさに「縁の下の力持ち」です。

  • シートクッション
  • シールドの清掃・撥水
  • 積載アップ

長時間走行の味方!シートクッション

長時間バイクに乗り続けると、誰しもがお尻の痛みとの戦いを経験するはずです。そんな時、シートと体の間にクッションを一枚挟むだけで、痛みが驚くほど軽減されます。僕も、メッシュシートカバーとゲルクッションを組み合わせて使っていますが、これのおかげで「お尻の痛み知らず」になり、長距離走行が本当に快適になりました。

クリアな視界を確保!シールドの清掃・撥水

快適な走行には、常にクリアな視界を確保することが不可欠です。走行中にシールドに付着する虫の汚れは、視界不良の原因になります。本格的な清掃は帰宅後でも構いませんが、日中に汚れたシールドを拭き取るだけでも、快適性は格段に上がります。

また、雨天走行時の視界確保も重要です。シールドに撥水加工を施していないと、水滴が伸びてしまい視界が悪化します。特に、日没に近い時間帯や夜間では非常に危険です。撥水効果のあるクリーナーを一本持っておくと、急な雨でも安心して走り続けられます。

YAMAHAから携帯に便利なクリーナセットも出ているのでオススメです。

旅の荷物を増やす「積載アップ」アイテム

宿泊を伴う長距離ツーリングでは、バイクの積載性を向上させる必要があります。着替えや洗面用具、今回紹介した様々なアイテムなど、荷物は意外と多くなります。通常のバイクの積載量では、到底まかないきれないでしょう。

そこで活躍するのが、シートバッグやサイドバッグといった積載アップのためのバッグ類です。これらを活用すれば、荷物の収納スペースを大幅に増やすことができ、旅先での利便性が飛躍的に向上します。

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まとめ:賢い準備で、最高の長距離ツーリングへ出発しよう!

にこぞう

準備はツーリングの始まり。最高の旅にするためにも、賢く荷物を選ぼう!

今回は、僕が長距離ツーリングで実際に活用しているアイテムをまとめて紹介しました。

バイクの積載量には限りがあるため、必要なものをすべて持って行くのは難しいでしょう。荷物が多すぎると運転が大変になり、少なすぎると旅が不便になるため、どのアイテムを持っていくか取捨選択がとても重要です。

雨や事故など、どこまで万が一の事態を想定するかは人それぞれですが、この記事で紹介した「最低限持参すべきアイテム」は、きっとあなたの旅を安全で快適なものにしてくれます。

この記事が、あなたの長距離ツーリングの準備に役立つことを願っています。しっかり準備して、最高の旅に出かけましょう!

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この記事を書いた人

千葉生まれ千葉育ちの私が、好きなことや気になることをゆるゆると綴る雑記ブログへようこそ! サウナでととのったり、ホロライブに癒されたり、愛車(バイクは大型持ち!)で気の向くままにツーリングに出かけたり…🍻 赤提灯での一杯や、美味しい肴もたまりませんよね。以前は運転が苦手だったんですが、YouTubeのバイク動画に触発されて大型免許まで取得しちゃいました。カスタムよりも、ふらっと旅に出るのが好き。こんな私の日常を気ままに発信していきますので、お気軽に覗いていってください!

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