
ライディングパンツは、もっと評価されるべきだ
「膝プロテクターの装着が面倒…」「バイクに乗ると裾がめくれて気になる…」そんな不満を感じたことはありませんか?僕も同じ悩みを抱え、思い切ってライディングパンツを購入してみました。
さすがバイク専用に作られているだけあって、一度履いたらもう手放せません。ライディングジャケットの陰に隠れがちですが、ライディングパンツこそ、ライダーの快適性を大きく左右する重要なアイテムだと感じています。
この記事では、僕が愛用しているRSタイチの「クイックドライ カーゴパンツ」の、買ってよかったと感じたポイントや、実際に使ってわかった注意点を正直にお伝えします。
普段使いもできるライディングパンツが欲しい!





バイクを降りた後も、格好良くいたい
バイクに乗る時、安全性は最優先。でも、ツーリング先で「いかにもライダー」という服装で歩くのは、少し気恥ずかしかったりしませんか?
多くのライダーが抱える「バイクに乗る時も降りた後も、おしゃれで快適に過ごしたい」という悩みを解決してくれるのが、普段使いもできるライディングパンツです。
今回は、その理想を叶えてくれるRSタイチの「クイックドライ カーゴパンツ」の魅力を、僕の愛用者レビューとしてご紹介します。
RSタイチ「クイックドライ カーゴパンツ」のメリット5選



このパンツは、ライダーの悩みを徹底的に考えて作られている
クイックドライ カーゴパンツを2年愛用して、僕が特に魅力的だと感じたメリットを5つご紹介します。
1. 高い速乾性能で不快感とはサヨナラ
ライダーは、暑い日に汗をかいたり、突然の雨に降られたりと、過酷な状況に直面することが多々あります。一般的なパンツは速乾性に乏しく、湿ったズボンは不快極まりません。
しかし、クイックドライ カーゴパンツは速乾性能に優れているため、不快な濡れや蒸れを素早く解消してくれます。体が不快だと、ニーグリップに集中できず、無意識に太ももをタンクから離してしまうこともあるかもしれません。速乾性能の高さは、意識を運転から分散させず、安全運転を維持する上でも非常に重要な機能なのです。
2. 乗車姿勢を考慮した丈の長さ
バイクに跨ると、ほとんどのパンツは裾が上がり、足首がむき出しになってしまいます。この状態は、防寒面だけでなく、安全面でも望ましくありません。
クイックドライ カーゴパンツは、乗車姿勢を考慮して少し長めに作られているため、バイクに跨った状態でも足首までしっかりと覆ってくれます。
- 安全性
転倒や立ちゴケの際、足首がむき出しだと皮膚が直接地面に擦れてしまうリスクが高まります。布一枚だけでも、傷の深さや出血量を大きく変える可能性があります。 - 防寒性
人間の体は手先・足先から冷えが進行します。足首をしっかりと覆うことで、冷気の侵入を防ぎ、体全体が冷えるのを遅らせてくれます。
3. 冬以外の3シーズンをこれ一本で乗り切れる
このパンツの大きな魅力は、夏場の快適性が非常に高いことです。
ジーンズのような蒸れやすく乾きにくい素材だと、大量の汗で不快感を感じてしまいます。しかし、このパンツなら汗をかいてもすぐに乾くため、パンツ内がジメジメすることはありません。夏でも長袖・長ズボンが基本スタイルのライダーにとって、これは非常に嬉しいポイントです。
冬以外の3シーズンをこのパンツ一本で乗り切ることができるため、買って後悔するリスクが非常に低いと言えるでしょう。
ただし、真冬の寒さにはこのパンツ一本では対応できません。時速60km/hで気温5℃の場合、体感温度はマイナス10℃にもなります。厳冬期は、オーバーパンツなどを活用して寒さ対策をしっかり行いましょう。
実際に履いてわかった!注意したい3つのポイント



最高のパンツだけど、知っておいてほしいこともある
クイックドライ カーゴパンツは本当に素晴らしい製品ですが、すべてが完璧というわけではありません。2年間愛用した僕が、購入前に知っておいてほしかった注意点を3つお伝えします。
1. インナーは必須!冷感・防寒タイツで快適性アップ


ライディングパンツを履く際は、季節を問わずインナーの着用を強くおすすめします。
このパンツの裏側には、メッシュ地のプロテクターポケットがあるため、素足で履くと、このメッシュ生地のごわつきが気になるかもしれません。インナーを一枚挟むだけで、肌触りが格段に良くなり、不快感が軽減されます。
さらに、インナーは汗対策としても非常に有効です。汗をかいてもインナーが吸収してくれるので、パンツ本体が汗まみれにならず、ズボンが肌に張り付く不快感を防いでくれます。夏場は接触冷感のインナー、冬場はヒートテックなど、季節に合わせて使い分けるのがおすすめです。
2. 付属のプロテクターはアップグレード推奨
標準で膝プロテクターが付いてきますが、正直なところ、かなり心もとない作りです。画像右側の標準プロテクターを見てもわかるように、ペラペラで事故の際にはあまり頼れないと感じます。
万が一の転倒に備えるなら、別売りのCEレベル2認証プロテクターへの交換を強くおすすめします。
腰プロテクター


実は腰回りにもプロテクターが搭載されていますが、こちらはクッション材程度の柔らかな素材です。お尻や腰回りの守りを強化したい場合は、こちらもアップグレードを検討しましょう。パンツが少しタイトにはなりますが、それ以上に安全性がアップします。
膝プロテクター


標準品と比べて、耐貫通性・耐衝撃性が格段に向上します。交換しても重さや着心地はほとんど変わらないので、迷わずアップデートしましょう。
3. 真冬の使用はオーバーパンツが必要
このパンツは3シーズンに対応していますが、真冬の寒さには歯が立ちません。冬にこのパンツ一本で走ると、足が凍り付くような寒さを感じることになります。
冬のツーリングを楽しみたい場合は、このパンツの上にオーバーパンツを履くなど、重ね着での防寒対策を必ず行いましょう。
まとめ:快適性と安全性を両立する『最強の相棒』



あなたのバイクライフが、もっと快適で安全になる
ライディングパンツは、ライディングジャケットと比べて地味な存在に思え、購入の優先度が下がりがちなアイテムかもしれません。
しかし、一度履いてみればわかります。このRSタイチの「クイックドライ カーゴパンツ」は、安全性・快適性・利便性の全てを高いレベルで両立する、まさに「最強の相棒」です。
プロテクター内蔵で安全性を確保しながらも、高い速乾性で不快な汗や雨を気にせず、快適にツーリングを楽しめます。乗車時の裾上がりまで考慮された作りは、まさにライダーの「痒い所に手が届く」工夫です。
普段履きのパンツで走るのも良いですが、このパンツがもたらす「快適性」と「安心感」を、ぜひ一度味わってみてほしいと思います。
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