にこぞう夏は好きだけど、走った後の頭痛が当たり前だと思ってたんだよね。でもそれ、装備のせいだったかもい…
「夏のツーリングは暑いのが当たり前。汗をかいて、頭が痛くなるまで走るのがライダーの宿命だ」
なーーんてことを、数年前まで、本気でそう思っていました。 ハーフメッシュのジャケットを羽織り、コンビニの冷房で体を冷やしながら、お守り代わりにロキソニンを飲む。そんな耐えるツーリングを何年も続けてきました。
昨今の夏の暑さは異常です、こんな走り方は命の危険でもあります。
そんな僕の常識を壊してくれたのが、RSタイチのフルメッシュジャケットRSJ351でした。
長年ハーフメッシュで無理をしてきた僕が、RSJ351に出会ってどう変わったのか。
スペック表の数字ではなく、夏の熱気の中で感じた生きた体験をベースに、本音でレビューしています!
もし、僕と同じように夏のツーリングは疲れるから苦手だと感じているなら、この記事が「自由な夏」を取り戻すきっかけになるはずです!
夏ツーリングは「耐えるもの」だと思っていたあの頃



「夏=頭痛」がセットだった、ハーフメッシュ時代の苦い記憶。
以前の僕は、コミネのハーフメッシュジャケットを愛用していました。半分メッシュなら涼しいだろうと安易に考えていましたが…真夏は違いました。
「ロキソニン」がお守りだったハーフメッシュ時代の苦い記憶


夏のツーリングに行くたびに決まって頭痛に襲われていました。 「今日も暑いな…」と思いながら走り、休憩のたびにコンビニで冷たい水を買って首筋を冷やす。それでもジワジワとこめかみが痛くなってくる。
当時はこれが軽い熱中症だとは気づいていませんでした。「バイクに乗ればこれくらい疲れるもの」と自分に言い聞かせ、ロキソニンを飲んで無理やり走り続けていました。(今では信じられない…なんて無茶をしていたんだ…)
ロキソニンはかさばるものではないので、今でもお守りとして持ってはいますが、あの頃は「薬がないと帰れない」という切実な状況でもありました。
サイズ選びの失敗が、僕の体力を削っていた


さらに追い打ちをかけたのが、サイズ選びのミスです。 大は小を兼ねると思い、普段Lサイズの僕がXLを選びました。その結果、走行風でジャケットがバタつき、中のプロテクターが重力に負けて位置がズレる。
体にフィットしていれば、体全体でプロテクターやジャケットを支えることができますが、それができません。
ひどいとツーリングのまだ前半なのに背中がバキバキに痛む…。
装備が合っていないだけで、これほどまでに体力が削られるのかと痛感した出来事でした。なので、絶対に体にフィットしたサイズを皆さん選ぶようにして下さい。
RSJ351を羽織って走り出した瞬間、世界が変わった



全身を風が突き抜ける。フルメッシュの「恐ろしいほどの涼しさ」
2024年の秋、来年は絶対にフルメッシュに変える!と決意しました。きっかけは、長年使ったコミネの寿命。袖口のマジックテープがバカになり、千切れてしまいました。
ジャケットの買い直しタイミングでもあり、次は、せっかくなら全くの未経験だったフルメッシュジャケットを体験してみようと思いRSタイチのフルメッシュジャケットを手に取りました。
7年連れ添ったコミネから、RSタイチへの買い替え


次に選ぶのは、迷わずRSタイチ。すでにライディングパンツもウィンタージャケットもRSタイチで揃えていました。その品質の高さと、僕の体に合うサイズ感への信頼は揺るぎないものがあったからですね。RSタイチから新しいフルメッシュが出るだろうと思い、(確か)5月の発売と同時に手に入れました。
「ぬるい空気の循環」から、全身で「風」を浴びる感覚へ


初めてRSJ351を羽織って走り出した時のことは忘れられません。 ハーフメッシュの時は、ジャケットの中にぬるい熱風が溜まって循環しているような感覚でしたがフルメッシュは全然違う。
冷たい風が突き抜けるなんて魔法のようなことは言いません。真夏の空気はどこまで行っても熱風です。でも、その風の量が圧倒的。全身のメッシュから常に新しい空気が入り込み、かいた汗を一瞬で乾かして熱を奪っていく。
風を浴びるというバイク本来の気持ちよさを、真夏に初めて実感できた瞬間でもありました。
写真で見る「RSJ351」のディティール:大人の質感を徹底解剖



派手すぎないデザインと、細部まで作り込まれたメッシュの質感が最高!
このジャケットの最大の魅力は、これ以上ないほどの通気性の良さ。フルメッシュジャケットなので当然ですが、走行中は腕、脇、胴体全体から空気が入り込み、風をダイレクトに感じることができます。僕が実際に撮影した写真とともに、RSJ351の細かい部分を見ていきましょう。
【表面・裏面】「これなら涼しい」と確信できるメッシュ生地の密度


フルメッシュジャケットと聞くと、意外と中身がスカスカ…のように感じるかもしれませんが、意外とジャケットとして、しっかりと作られています。フルメッシュ、向こう側が透ける感じは一切ありません。
背中側もメッシュ生地になっているので、入ってきた空気がそのまま後ろに抜けていき、通気性はまさに抜群の一言です。特に、シャツに清涼スプレーをかけておけば、その冷たさがダイレクトに伝わり、最高の涼しさを味わえます。


近くで接写した写真はこちら。小さな穴が、メッシュ状になっているのがわかります。これがジャケットの内側全体に作られています。生地自体にしっかりとしたコシがあり、安物のメッシュのようなペラペラ感はありません。
【安全性】標準装備のプロテクター(肩・肘・背中)の形状


CE Lv.1ソフトタイププロテクター
標準で肩・肘が入っています。RSタイチの良いところは、このプロテクターが薄くて軽いのに、安心感があるところ。ピッタリサイズ(Lサイズ)を選んだことで、走行中もプロテクターが正しい位置にピタッとフィットしてくれます。背中にはプロテクターとは言えないですが、薄いクッションのフォームパッドがデフォルトで内蔵されています。
実走レビュー:夏の熱気の中で感じた、リアルな本音



スペック表には載っていない、にこぞうが感じた「生きた体験」。
実際にこのジャケットで夏をひとシーズン走り抜けてみて、感じたことを包み隠さずお伝えします!
走行中の風量:全身に風を浴びて「熱を逃がす」快感


信号待ちではさすがに暑いです。それはどんな装備でも同じ。でも、青信号になって時速20km、30kmと加速した瞬間、体感温度がスッと下がります。 脇の下や背中、腕……。全身のメッシュから空気が入り込む感覚は、ハーフメッシュでは絶対に味わえなかった領域です。
疲労度の変化:ハーフメッシュと比べて「頭痛」はどうなったか


一番の驚きは、ツーリング後の疲労感です。 あんなに手放せなかったロキソニンの出番が、劇的に減りました。体が熱を持ちすぎないことが、これほどまでに脳の疲れ(頭痛)を軽減してくれるとは思いませんでした。ツーリングの余韻を楽しみながらビールを飲めるようになった。これが僕にとって最大の収穫です。
胸部プロテクターは別売り。それが僕に教えてくれたこと



標準装備じゃないからこそ考えたい、命を守る「プラスアルファ」の投資。
RSJ351に限らず、RSタイチのジャケットには一つ大きな特徴(人によってはデメリット)があります。それは「胸部プロテクターが標準装備ではない」ということ。
RSタイチの弱点?胸部プロテクターが付属していない事実


正直、最初は「えっ、別で買わなきゃいけないの?」と思いました。コミネなどは最初から入っていることが多いので、初心者の方からすると「追加でお金がかかるのか…」と感じるはずです。
安全は自分で選ぶもの。僕が胸部プロテクターを追加した理由


胸部プロテクターに関しては、別途自分で用意する必要があります。命に直結する部位なので、必ず装着しましょう。頭はヘルメットの装着が義務付けられていますが、胸部は任意です。頭部と胸部、ここの強打で交通事故で死亡してしまうリスクが跳ね上がります。
昔は、「KOMINEみたいに胸部プロテクターも標準でついてたら…」と思っていましたが、今は「自分の命を、どのレベルで守るか選べるんだ」と考えるようにしています。 ボタン一つで着脱できるCPS(チェストプロテクターシステム)は、一度使うと手放せません。RSタイチ製以外の胸部プロテクターも着用することができるので、様々なプロテクターを試すことができます。
守られている安心感は、心の余裕を生みます。その余裕が、無理な追い越しを控えさせ、結果として自由で安全な走りに繋がる。安全を投資で買うことは、一生バイクを楽しむための最低条件だと思うようになりました。


正直イマイチだったところ…「残念な点」もしっかり伝えたい



完璧な装備はない。だからこそ知っておいてほしい「僕の本音」。
良いことばかり書いてもフェアじゃないので、僕が「ここはちょっとな…」と思った部分も正直に書きます。
肩のポーチは正直…あまり実用的ではなかった


サイトでは「バイク降車後にスマホや財布を入れて身軽に携帯できる」と記載がありますが、個人的な見解としてあまり使い勝手はよくありません。小さすぎるため使える場面が限られます。
走行中は別のショルダーバッグなどに貴重品を入れているので、出番はほとんどありませんでした。実際に何かを入れようとすると、位置的に出し入れがしにくいです。僕は飾りとして割り切っています。
素肌に当たると気になる?肌触りとインナーの工夫


メッシュ生地特有のシャリシャリ感があるので、半袖の上から直接羽織ると、人によっては肌触りが気になるかもしれません。僕は常に冷感インナー(長袖)を中に着るようにしています。汗を吸ってくれるし、風が当たるとさらに涼しくなるので、この組み合わせは必須ですね。
標準プロテクターは「アップグレード」が前提


背中のプロテクターは標準だとソフトタイプです。より高い安全性を求めるなら、CEレベル2へのアップグレードをおすすめします。
プロテクターをアップグレードすると、ジャケット全体の重さは増します。ジャケットサイズが体にしっかり合っていれば、その重さは体全体で支えられるため、意外と気になりません。僕もアップグレード後も、快適な着心地で着用できています。
シーズンが限られる


その高い通気性ゆえに着用できるのは真夏日だけと割り切る必要があります。春や秋の肌寒い時期には、中に何を重ね着しても寒さを感じてしまいます。
購入当初は春や秋でも使えるのではないかと考えていましたが、正直厳しいと感じました。以前のハーフメッシュジャケットでは、中に長袖パーカーを着れば温度調整ができていましたが、このジャケットは春やナイトツーリングでは肌寒いレベルです。
それほど通気性が高いということの裏返しでもありますが、このジャケットは真夏日専用と割り切るのが良さそうです。
安全と快適に投資したら、バイクがもっと自由になる



薬を飲む回数が激減。体力が残るから、もっと遠くへ行きたくなる。
僕はカスタムが好きなわけでも、サーキットで速さを競いたいわけでもありません。ただ、一人できままに走り、自由を感じていたいだけの等身大のライダーです。
その「自由」を継続させるためには、体が資本です。 暑さでフラフラになりながら走るのは、自由ではなくただの苦行。 RSJ351を手に入れてから、夏は耐える季節から楽しむ季節に変わりました。
少し高価かもしれませんが、数年間の「健康と安全」を買うと思えば、これほど安い投資はありません。
まとめ



夏のツーリングを諦める前に、フルメッシュという選択肢を。
夏は暑いからバイクに乗らない…そんな人にRSJ351を届けてあげたい。
僕と同じように夏の終わりの頭痛に悩んでいるなら、ぜひ一度フルメッシュの世界を覗いてみてください。RSタイチのRSJ351は、大人のライダーが涼しく、そして安全に「自由」を謳歌するための最高の相棒になってくれるはずです。
さあ、次はどこへ走りに行きましょうか!楽しみだ!













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