
どのトップケースを選べばいいんだろう?
そう悩んでいるライダーは多いのではないでしょうか?特に、トップケースは決して安い買い物ではないので、失敗はしたくないですよね。
僕も以前は同じように悩んでいましたが、最終的にGIVIの「V47N」というトップケースを選びました。
この記事では、僕が実際に使ってみて感じた、容量やデザイン、使い勝手について正直にレビューします。
「高かったけど、買ってよかった!」と思えるその理由を、ぜひこの記事で確かめてみてください。
このトップケースを【購入した理由】





価格、デザイン、容量…全てのバランスが決め手でした!
妥協したくないデザインと予算の狭間で
トップケースの購入にあたり、個人的にはアルミ製の角張ったデザインに強く惹かれていました。しかし、価格が頭一つ、二つ飛び抜けて高く、泣く泣く断念しました。
他のGIVI製品も検討しましたが、丸みを帯びたデザインが多く、僕の好み(少し角ばったタイプ)には合いませんでした。一般的に、容量が大きいトップケースは高価になる傾向があり、特に丸いデザインは容量が小さいものが多い印象でした。
「大容量」が必須だった理由
僕がトップケースを購入する最大の理由は、ツーリング時の手荷物をすべてケースに入れ、体一つで身軽に運転したかったからです。そのため、ある程度の容量は必須でした。
その中で、V47N(47L)は容量も大きく、デザインも角張っていて好みにぴったり。ワンランク上のV56(56L)も気になりましたが、さすがに大きすぎるかと思ったのと、予算の都合でV47Nに落ち着きました。
初めてのトップケース選び、モノキーかモノロックか
トップケースといえばGIVIというほど人気メーカーでしたので、メーカーはGIVIに絞っていました。そこで悩んだのが「モノキー」か「モノロック」かです。モノロックの方が安価で魅力的でしたが、高速道路を使った長距離ツーリングをすることも多いので、より頑丈なモノキータイプを選択しました。
「高かったけど、本当に使わなくなるんじゃないか?」という不安もありましたが、今ではV47Nが僕のバイクライフに欠かせない相棒になっています。


【見た目】と【デザイン】について



バイクと一体感のあるデザインがお気に入り!
角ばりすぎず、丸すぎない絶妙なバランス


僕がV47Nに惹かれたのは、シャープでありながら丸みを帯びた、絶妙なデザインでした。全体的に角ばった印象でありながら、サイドのラインや上部のカーブが柔らかさを演出しており、どんなバイクにも合わせやすいデザインです。
アルミケースのような硬質で力強い印象はありませんが、それゆえに車種を選ばず、取り付けた際の見た目も非常にスマートです。
愛車との相性は?


僕のバイクは、2018年式のNinja650(グリーンとブラック)なのですが、V47Nは全体のシルエットを崩すことなく、きれいに収まっています。特に、ブラックのボディにグリーンのバイクの組み合わせは、統一感があってとても気に入っています。
細部にまでこだわったデザイン


トップケースを開けた内側には、便利なインナーネットが標準装備されています。細部にまでこだわったデザインは、さすがGIVIといったところです。
【容量】と【使い勝手】について





「大は小を兼ねる」を実感する47L
XLヘルメットも余裕!驚きの積載量
V47Nの47Lという容量は、僕のバイクライフに革命を起こしました。
XLサイズのフルフェイスヘルメットが余裕で1つ入り、それでもまだ少し空間が残ります。ツーリング先では、ライディングジャケットやグローブをそのままトップケースに放り込み、身軽に出かけられるのは本当に便利です。
また、ツーリング用のワンショルダーバッグに入れた財布やタオルもそのまま収納できるので、荷物の出し入れに手間がかかりません。1泊2日程度の宿泊セットを入れてもまだゆとりがあるほどで、正直「こんなに入るのか!」と驚きました。
荷物をテトリスのように積む必要はなし
このトップケースを使うようになってから、「大は小を兼ねる」という言葉を身に染みて実感しています。
ツーリングで体がクタクタのとき、荷物をきれいに整理整頓して入れるのは正直面倒ですよね。そんなとき、この大容量のトップケースなら、多少乱雑に入れても問題なくフタが閉まります。
容量が小さいケースだと、荷物という名のパズルをきれいに並べる、まるでテトリスのような作業が必要になりますが、V47Nならそのストレスから解放されます。この余裕のある容量のおかげで、何度も得をした気分になりました。
初めての鍵は硬いけど、慣れれば問題なし
購入して初めて鍵を挿したときは、非常に硬く感じました。個体差もあるかもしれませんが、一度抜き差しすれば、その後はスムーズに使えるようになりました。
また、車体への取り付けはとても簡単ですが、取り外す際には少し下に荷重をかけてロックを外す必要があります。慣れれば大した手間ではありませんし、トップケースなしでツーリングしたときのストレスの方が圧倒的に高いので、不便だと感じることはありません。
【残念な点】正直イマイチだったところ





価格以上の価値はあるが、導入には覚悟が必要
V47Nは全体的に満足度が高いトップケースですが、購入前に知っておくべきデメリットもいくつかあります。
導入費用のハードルが高い
V47Nは、トップケース本体だけでなく、バイクに合わせたフィッティングパーツやベースプレートも別途購入する必要があるため、導入費用がかなり高くなります。僕のように、丸みを帯びたデザインが好きではないとなると、必然的に価格が高めなモデルを選ぶことになり、その費用は無視できません。アルミケースのようなデザインを好むのであれば、さらに費用がかかります。
この価格帯だと「使い勝手が良いのは当たり前」の世界です。しかし、一度導入してしまえば、ツーリングの準備は格段に楽になります。前日に荷物をケースに入れておけば、翌朝はバイクに取り付けるだけで出発できます。この手軽さは、価格以上の価値があると感じています。
バイクのデザイン性を損なう可能性
これはトップケース全般に言えることですが、バイクの見た目が損なわれてしまう可能性があります。特にアメリカンバイクにトップケースを付けるのは、個人的には「かっこいい」とは思えません。もっとクラシカルな雰囲気にしたいですよね。
僕自身は「旅仕様」の見た目が好きなので、トップケースやサイドケースが付いたバイクはむしろ好みです。しかし、バイクのデザインを重視する人にとっては、大きなデメリットになるかもしれません。
【補足】雨天時の防水性能について
今回のレビューでは、残念な点として挙げられるような不便な点は特にありませんでした。特に防水性能は非常に高く、突然雨に降られても安心して走行できます。レインカバーをかける手間も省けるので、この点は大きなメリットだと感じています。
【まとめ】こんな人におすすめ!



一度使ったら、もう後戻りできません
この記事では、GIVIのトップケース「V47N」について、正直なレビューをお届けしました。
- 47Lという驚きの大容量
- バイクのデザインを損なわない絶妙なデザイン
- 優れた防水性能と頑丈な作り
- 導入費用が高価
- バイクのスタイルを選ぶ可能性がある
たしかに、導入費用が高いというハードルはあります。しかし、一度トップケースの便利さを知ってしまうと、トップケースなしのバイクライフには戻れません。
このトップケースは、特に以下のようなライダーにおすすめです。
- 頻繁にツーリングに行く人
- 荷物が多く、積載に悩んでいる人
- ツーリングの準備を少しでも楽にしたい人
- ツーリング先で身軽に行動したい人
多くのライダーは、ツーリングバッグを紐で固定する手間をかけますが、トップケースならその必要はありません。早朝の出発でも、貴重な時間を無駄にすることなく、スムーズに旅を始められます。
準備の手間が減ることで、真夏でも汗をかく前に快適にツーリングをスタートできます。あなたのバイク生活の多くの不満や不便を、このトップケースがきっと解消してくれます。
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