
トップケースは高すぎる!でも荷物を運びたい…
バイクの積載に悩むライダーは多いのではないでしょうか?特に、トップケースは便利ですが、高価な買い物なのでなかなか手が出しづらいですよね。
僕も以前は同じように感じていました。そこで今回は、トップケースに頼らない積載方法として、僕が過去に使ってきたシートバッグとサイドバッグについて、正直にレビューします。
この記事を読めば、あなたのバイクライフにぴったりのツーリングバッグが見つかるはずです。
そもそもトップケースは本当に必要?



トップケースは最高のアイテム。でも、高すぎる…
多くのライダーにとって、トップケースはツーリングを格段に快適にしてくれる最高のアイテムです。僕もそう感じています。
しかし、その便利さの裏には、無視できない「高額な費用」という現実があります。
意外と高かったトップケースの「本当の費用」


僕はトップケースの購入を考えるまで、「トップケース本体を買えばOK」だと思っていました。しかし、実際に購入してみると、思わぬ出費に驚きました。トップケースをバイクに取り付けるには、以下の3つのパーツが必要です。
- トップケース本体
- フィッティング(バイクにトップケースを取り付けるための専用ステー)
- ベース(トップケース本体をフィッティングに取り付けるための台座)
これに加えて、僕は工具を持っていなかったので工具代もかかり、想像以上に費用が膨らみました。特に、トップケース本体の金額が非常に高く、ツーリングをメインに考えていたので、耐荷重10kgのモノキータイプを選択。モノロックタイプは安価ですが、耐荷重が3kgまでと少なく、頑丈さも劣るので選択肢には入りませんでした。
多くのライダーがトップケースを諦める理由


僕はトップケースが、すべてのライダーにおすすめできるほど、ツーリングを快適にする最高のアイテムだと思っています。
しかし、そこに立ちはだかるのは高額な費用です。フィッティングやベースの費用はまだ我慢できますが、頑丈なモノキータイプのケース本体は、あまりに高すぎます。
そのため、多くのライダーはトップケースを諦め、安価なツーリングバッグを選ぶのではないでしょうか。また、金銭面だけでなく、バイクの見た目やバランスが崩れることを嫌う人もいるでしょう。
そんな「トップケースは高すぎるけど、快適にツーリングしたい」と悩んでいるライダーにこそ、今回の記事を読んでほしいと思います。
目的別に選ぶ!シートバッグとサイドバッグのメリット・デメリット





トップケースは最高のアイテム。でも、高すぎる…
トップケースを諦めたとしても、ツーリングの積載方法はたくさんあります。ここからは、僕が実際に使ってみて感じた、それぞれのバッグのメリット・デメリットを正直にお話しします。
日帰りから1泊まで対応!ミニフィールドシートバッグ
タナックスのミニフィールドシートバッグは、僕が持っていた中でもっとも汎用性の高いバッグでした。「大きすぎず、小さすぎず」という絶妙なサイズ感で、日帰りツーリングから、荷物を厳選すれば1泊のツーリングにも対応できます。
このバッグの最大の特徴は拡張機能です。ツーリング途中で急に荷物が増えても、容量を広げられるので安心感がありました。ほとんどのツーリングでこのバッグを持って行けば困ることはない、万能なアイテムです。
身軽さが魅力!シェルシートバッグ
このシェルシートバッグは、本当に最低限の荷物しか入りません。財布や鍵、スマホの充電器など、ポケットに入れるにはかさばるけど、必ず持っていきたいものだけを入れるのに最適です。
僕は主にナイトツーリングや、2~4時間ほどの近場をフラッと走る時に使っていました。ミニフィールドシートバッグが「長めの日帰りツーリング」向けだとすると、シェルシートバッグは「もっと短いショートツーリング」向け。必要最低限の荷物で身軽に走りたい人におすすめです。
旅仕様の必需品!サイドバッグ
このサイドバッグは、単体で使うことはほとんどありません。僕は年に一度の泊りがけの超ロングツーリングで使用しています。
シートバッグとの大きな違いは、やはり積載量です。トップケースとサイドバッグの両方を装着することで、複数日分の着替えや雨具など、大荷物でのツーリングが可能になります。
「トップケースは高くて手が届かないけど、泊りがけでツーリングに行きたい」という方にとっては、シートバッグとサイドバッグを併用するという選択肢も非常に有効です。
【レビュー①】タナックス ミニフィールドシートバッグ



多くのYouTuberも絶賛する超定番バッグ!
このバッグは、僕がトップケースを導入するまで最も愛用していた、まさに「旅の相棒」でした。
ちょうどいいサイズ感!日帰りツーリングの決定版


このミニフィールドシートバッグが「ほぼ全てのツーリングに持っていける」と感じた一番の理由は、そのちょうどいいサイズ感です。大きすぎず、かといって小さすぎることもなく、まさに日帰りツーリングに最適な容量でした。
ハンカチやティッシュ、ビニール袋といった細々としたものから、突然の雨に備えた雨具、寒くなった時の予備グローブやカイロ、さらにはヘルメットシールドまで、様々な荷物が余裕で入ります。日帰り温泉で着替えやタオルを入れるのにも十分なサイズで、多くのバイク系YouTuberがこのバッグを褒めているのも納得です。
トップケース導入で手放すことに…


このバッグを手放すことになった正直な理由は、トップケースの導入がきっかけです。
トップケースの方が容量的にはかなり余裕があり、荷物を雑に入れてもきちんと収納できる「大は小を兼ねる」という便利さには敵いませんでした。
また、トップケースはワンタッチで取り付け・取り外しができるのに対し、このシートバッグは専用の紐でバイク本体に固定する必要があり、出発前の準備に少し手間がかかります。これらの理由から、トップケースがこのバッグの上位互換となり、手放すことを決めました。
こんな人におすすめ!


このミニフィールドシートバッグは、以下のライダーに特におすすめです。
- トップケースに手が出ない人
トップケースほどの高額な費用をかけずに、十分な積載量を確保できます。 - 日帰りツーリングがメインの人
日常的な買い物から、そこそこ距離を走る日帰りツーリングまで、幅広く対応します。 - 日々の荷物を手軽に持ち運びたい人
一度装着方法を覚えてしまえば、リュックやウエストポーチのように背負う手間がなく、バイクから離れる時も楽です。
頑張れば1泊2日のツーリングも可能ですが、毎月のように泊りがけのツーリングに行く人よりは、朝早く出て夜に帰宅する日帰りライダーに最適なバッグだと言えるでしょう。
【レビュー②】タナックス ミニシートバッグ MFK-201



最低限の荷物で身軽に走りたい時に!
ショートツーリングや近場を走る時に便利!このバッグの得業はそのスマートな見た目と手軽さにあります。
デザインを崩さないスマートさと手軽さ


このバッグの最大の特徴は、その低容量にあります。大きな荷物は入りませんが、だからこそ大荷物になりようがありません。このおかげで、ミニフィールドシートバッグのような大きなバッグと比べても、バイクへの取り付けが非常に簡単でした。
また、僕がこのバッグを愛用していたもう一つの理由は、その見た目です。カウルが付いているスポーティーなバイクとバッグの調和がとれ、バイクのデザインを崩しません。ライダーは自分の姿よりも、愛車の写真を撮ることが多いもの。このバッグなら、バイクの「写真映え」も損なわないのが魅力でした。
トップケースとウエストポーチ、2つの理由で手放すことに


このバッグも、トップケース導入を機に手放すことを決めました。容量こそ少ないものの、取り付けの手軽さや、荷物を雑に入れても済むトップケースの利便性は、やはり圧倒的でした。
また、このバッグは長距離ツーリングには向かないため、主にショートツーリングで使っていましたが、その程度の荷物であれば、少し大きめのウエストポーチでも事足りると気づきました。
バイクに乗る時、ウエストポーチを身につけるのが正直疲れるので好きではありません。しかし、ショートツーリングであれば体力の消耗も少ないので、取り付けの手間が一切ないウエストポーチでいいや、という結論に至りました。
こんな人におすすめ!


このシェルシートバッグは、こんなライダーの方々におすすめです!
- 荷物が少ないライダー
必要最低限の荷物だけを持ち運びたい人 - ショートツーリングがメインの人
ナイトツーリングや近場をフラッと走るのが好きな人 - デザインを重視する人
バイクの見た目を崩したくない、スポーティーなバイクに乗っている人
もし荷物を増やしたい場合は、ウエストポーチやリュックなどと組み合わせて使うのも良いでしょう。
【レビュー③】タナックス サイドバッグ GT2 MFK-281



超ロングツーリングの必須アイテム
サイドバッグは単体で使うことはほとんどありませんが、トップケースやシートバッグと組み合わせることで、その真価を発揮します。
トップケースの容量を拡張する相棒


僕がこのサイドバッグを購入したのは、1週間のロングツーリングに出かけるためでした。トップケースだけでは荷物が入りきらなかったため、その拡張用バッグとして導入しました。
購入したサイドバッグは片側で約15L、両方で合計30L程の容量を確保できます。トップケースと併用することで、複数日分の着替えや雨具など、大荷物でのツーリングも可能になります。シートバッグでは対応できないレベルの積載量が必要なときに、このサイドバッグは大きな力になってくれます。
構造上のデメリットと対策


サイドバッグは構造上、荷物の出し入れに少し不便さを感じることがあります。ファスナーが横向きのため、荷物が取り出しにくかったり、入れにくかったりする場合があります。
また、バイクを離れる際にバッグごと持ち運ぶことは難しいため、僕は盗まれても大丈夫なものを入れるようにしていました。宿泊先ではトップケースの荷物だけを部屋に持ち込み、サイドバッグはバイクに付けたままにすることが多かったです。
高速道路を利用する際は注意が必要です。タンデムシートの下にETC車載器があるバイクの場合、サイドバッグを一度すべて取り外さないとETCカードを挿入できないことがあります。ETCカードの挿し忘れには特に注意が必要です。
こんな人におすすめ!


このサイドバッグは、以下のようなライダーに最適です。
- 泊りがけのツーリングを楽しむライダー
シートバッグやトップケースだけでは物足りず、より多くの荷物を積載したい人 - 「旅仕様」の見た目が好きな人
バイクのデザインを損なわず、大容量を確保したい人
日帰りツーリングでの利用には向いていませんが、旅のスタイルに合わせてトップケースやシートバッグと組み合わせて使うことで、その真価を発揮してくれるバッグです。
【まとめ】あなたが選ぶべきバッグはこれ!



あなたにぴったりのバッグを見つけて、快適な旅へ
この記事では、僕が実際に使ってきたトップケースとツーリングバッグについて、正直なレビューをお届けしました。
それぞれのバッグには、メリットとデメリットがあります。あなたのツーリングスタイルに合わせて最適なバッグを選べば、バイクライフはもっと快適になります。
【各バッグがおすすめな人】
「お金を出してでも最高の快適さを手に入れたい!」という人。日帰りからロングツーリングまで、あらゆるシーンで最高の使い勝手を発揮します。
「トップケースは高すぎるけど、積載量を確保したい!」という人。日帰りツーリングがメインのライダーに、汎用性の高い万能バッグとしておすすめです。
「荷物は最低限でいいから、手軽さとデザイン性を重視したい!」という人。近場へのショートツーリングや、バイクの見た目を崩したくない人に最適です。
「泊りがけのロングツーリングを思いっきり楽しみたい!」という人。トップケースやシートバッグと併用することで、荷物を気にせず旅に出られます。
バイクの積載に悩んでいた方も、これで自分にぴったりのバッグが見つかったのではないでしょうか!
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